保育士問題を考える - ououruiの日記

規制緩和ってのは、たいてい悪いチョイスです。
規制がなければ、この園も認定は取り消せなかった訳です。

認定なしの園で、資格なしの保育士がやっているようなところは、安いかもね。

でも、安全性がそこで犠牲になっている。
現代の社会では夫婦が共働きになることもある。
子供を預けざるを得ないなら、それを食い物にする輩は現れる。
子供を安く預かるが、儲けを優先して、子供の健康も考えず、また従業員のことも考えない経営者は出てくるものだ。

そんな園はつぶれてしまえば、まともな経営をする園が生き残る。
しかし、規制緩和はヤクザな経営者に有利に働く。｢安さ｣を優先して安全を犠牲にする。

ブラック企業に飼い慣らされると、規制をかけることが自分にも不利に働くのではないかと思うようになる。

まともな規制はまともな社会を作るんだ。
でも、それが信じられなくなっている。
だから、規制緩和ばかりが進められ、意に反した結果ばかりを見ることになる。

規制というものは、難しい。
ほどよい規制は、経済を成長させる。
安全性を高める。
被雇用者をまもり、安定した経済を成長のなかで企業を成長させる。

いまは、何かと言うと規制緩和だ。

保育士が少ないから、保育士の資格がなくてもよいように規制緩和しよう…というような発想ばかり。
この風潮をなくさないと、安心して子育て出来る環境は作れないのではないかと。

規制は、怖いかもね。
うまくやる必要はある。

我々が恐れるべきは、恐怖自身だ。