ゆったり - ououruiの日記

朝出勤してきた派遣の女性に、来て早々所長が仕事の話しをきっかけにして話し出す。

何を話すかと思えば彼女の給与の話し。

「俺が予算を見てあげるから…。」と恩着せがましい言い方。

（おいおい、それって足りなくね？）

そんな予算でよくもまぁ恩着せがましく言えるな！

自分の席で聞いている次席の眉間に皺が寄っている。

その後、バカ社員が若手と話しをしている彼女の側に寄って話しをするチャンスを狙っているが、中々若手との話が終わらないため席に戻る。

もう１人の社員は今日はお休み。

そんなこんなで今日も彼女の会話権を巡って熾烈な争いをしている。

その度に私は嫌な気に当てられる。

今日はプレミアムフライデーという事で全員昼から帰れという部長命令が下ったので、全員帰る事になったのだが、派遣の女性は昼休みになる前から早々に帰ったので、凄く気持ちが落ち着いていたが、客先から戻って来た次席がまたしても彼女の名前を呼ぶ。「〇〇さんは？」

いい加減にしてくれないかなぁ。
彼女がいないと仕事が出来んのか！

彼女がいなくても彼女の名前が出てこない日はない。

どいつもこいつも！

私はゼネコンの社員ではないので、鍵を預かり今こうして１人で仕事をしている…って日記書いてるか(^_^;)

日記を書きながら、結局私も彼女の事を考えてしまっているが、奴らの嫌な感情が流れ込んで来ない分、今は凄く落ち着いている。

自分なりに整理してみる。

もしかしたら私は彼女の事を好きなのではないか？

だから近寄るバカ社員達が羨ましいのか？

それとも、皆んなからチヤホヤされている彼女に嫉妬しているのか？

はたまた、八方美人に振る舞う彼女が嫌いなのか？

どれも該当しない。

私と彼女はお互いに顔も知らないし名前も知らない時から同じ仕事に携わり、私の知らないところで私の仕事の影となりバックアップをしてくれていたという縁のある関係なのだ。

だから好きとか嫌いとかじゃない。

折角の縁を壊したくないと思っている。

いつから、このゼネコンの仕事をしているのかは分からないけど、このバカ社員達と彼女が接すれば接するほどその縁が遠のいて行くような不安を感じさせられているのかも知れない。

まぁ縁が切れてしまったとしても、そういう運命ならば仕方がないのかも知れないけどね。