わからない - ououruiの日記

私の思惑とは裏腹に、昼から派遣の女性が他の現場の打ち合わせを終わらせてこちらにやって来た。

直ぐに始まる「俺が一番彼女と親しいんだぜ」アピール合戦。

当の彼女は嫌にならないのかね。

そんな中、突然彼女があるファイルの内容を修正しようとファイルをクリックしたが開かないという事が有り、修正を依頼した次席に「開かないです。」と訴えた。

しかし、次席の態度がおかしい。

「そんなの分かんない。ほらウサギさんにでも頼めば？」と素っ気なく答える。

（なんで私の名前が出て来るんだよ！しかも、ほらって何だよ？）

仕方がない感じで彼女がファイルを開けるようにして欲しいと依頼して来た。
私は直ぐにファイルを修復して開けるようにしてあげた。

多分、この時から何か試されていた気がする。

この時、私が直ぐにファイルを開けるようにしてあげたので次席の思惑が外れたようだ。

言わなきゃいいのに彼女が「ウサギさんが開ける様にしてくれた。」と次席に言う。
その時の次席のしかめ面ったらありゃしない。

この話が出る前に次席は彼女を呼び出して３階の会議室に行っている。

そして暫くして、またしても３階の会議室に彼女を連れて行った時もペラ紙１枚の資料を持っただけ。
そんな資料の説明に態々３階に行く必要はない筈だ。

何か、こそこそする為に決まっている訳だ。

戻って来た２人はとても暗い表情。
仕事の話しだったら、戻って来てその表情はおかしいだろう。
それとも「何も無いよ」というカモフラージュなのかは分からない。

そして、帰り際に何となく分かった気がした出来事が…。

彼女が息子からメールが入り「チーズフォンデュにしてって」と言っているのが聞こえた。

その時パソコンのモニター越しに彼女がこっちを見ているのが分かったが気が付かないフリをした。
そこへ次席がでかい声で「え～！チーズフォンデュ？そんなの自宅で食べた事ないわ！」と態とらしく言っている。
普段、彼女と話す時は皆には聞こえないくらいの小さな声なのに、まるで私に聞かせる様に大きな声で、しかも小芝居がかっている。

実は彼女がチーズフォンデュが出来る家電を持っているのは知っていた。
そして、それが唯一私の彼女との共通の話題だと言っても良い。

そして、彼女と次席の会話は盛り上がっているのだが、どうも様子がおかしい。

彼女の方はモニターで見えない位置まで移動して見ない様にしていたので様子を伺い知ることは出来ないが、次席は立っていたので見えていた。

彼女と言葉を交わすごとに私をチラチラ見ている。

何だ？

何となく理解した。

彼女が私との共通の話題を口にする事で、私が会話に加わって来るかどうか試していたのに違いない。

あくまでも想像だけどね。

多分、３階での会話の流れで彼女から私の名前が出ていたのだろう。
ヤキモチを妬いた次席が「そしたら試してみるべ」とかなんとかになったのだろう。

それでなければ、態とらしい会話の内容や態とらしいリアクションの説明がつかない。

私が気付かぬフリをして、会話に参加しなかった事で、今頃は次席が勝ち誇っているのだろうさ。

どっちにしても、毎日がこんなやり取り。

次席も次席だが、彼女も彼女だ。
あんなアホに振り回されて何やってんだか？

ほんと彼女には来て欲しく無い。

私の性格もそうだけど、奴らのアホさ加減も何とかして欲しいものだ。